▲「予防接種は随時受け付けているので、気軽に相談を」と話す院長の山元公恵さん

Ｑ 種類が多い子どもの予防接種　知っておくべきポイントは？

山元さん　予防接種とはワクチンを接種して免疫をつくることで、病気を予防したり症状を軽くしたりする方法。国や自治体が決めた期間に公費で接種を受けられる「定期接種」と、おたふくかぜ、インフルエンザ等、希望者が自己負担で接種する「任意接種」があり、どのタイミングで接種すればいいのか、正しい知識を持つことが大切です。

─要注意の予防接種は？

山元さん　麻しん・風しんの予防接種です。第１期は１歳、第２期は小学校入学の前年と２回接種しますが、鹿児島県は第２期の予防接種率が全国平均より低く、２０１６年度は全国でワースト２位なんです（厚労省・国立感染症研究所調べ）。入学前の子どもがいる家庭では接種が済んだか確認してほしいですね。

─春の入園・入学を前に読者にアドバイスを！

山元さん　集団生活が始まる前に必要な予防接種を受けることが大切。一度、母子手帳を持参し、かかりつけ医に相談しましょう。