▲眼科の医師（前例左から園田祥三さん・園田恭志さん・園田真也さん）とスタッフの皆さん

▲診察室

細分化が進む眼科医療で、情報を共有「５人の医師でチーム医療を実現します」

　日本眼科学会認定・眼科専門医である５人の眼科医が在籍している「鹿児島そのだ眼科・形成外科」。

　「眼科各分野の医師による医療体制を充実させ、病状と治療方針を患者さんと医師が共有することで、よりよい治療につなげたい」と理念を掲げます。

　「体の病気が脳・心臓・肺などの部位ごとに分かれているように、眼科医療も細分化が進んでいます」と話すのは、眼科の医師・園田恭志さん。

　「白内障」をはじめ、「糖尿病などの網膜硝子体」の疾患、目頭の上下にある「涙道疾患」、「加齢黄斑変性」「角膜疾患」「緑内障」「ぶどう膜炎」など、多くの分野に分かれます。

　「より先進高度な医療を提供するために、各医師が情報を共有し、チーム医療を行う体制を整えました。眼球のほぼ全体を一度に撮影できるカメラや、患者さんの痛みを伴わず目の状態を検査できる新鋭の機器を使い、細かく診断し、的確な治療を施します。また、その結果を患者さんと共有するために、大きなモニターを使って分かりやすく説明します」

　園田さんは、「多くの血液が流れる眼球は、血管を直接観察できる臓器です。目の検査で脳梗塞・脳腫瘍・糖尿病・高血圧症など、その背後にある病気が発見されることも少なくありません」と語ります。目に関する気になる症状があれば、早めの受診を呼び掛けます。

▲形成外科部長の園田わかなさん

▲形成外科のスタッフの皆さん

▲クリニック外観

「形成外科は体の表面のお医者さんです」眼科と連携し、眼瞼下垂の手術にも対応

　顔や手足などの先天異常、後天的な傷、皮膚腫瘍（しゅよう）、やけど、巻き爪、腫瘍切除後の再建など、「体の表面に関する病気を治療するのが、形成外科です」と話す医師の園田わかなさん。日本形成外科学会認定・形成外科専門医です。

　「体の表面の病気は他人から見えるだけに、患者さんの心の負担となりがちです。その負担を少しでも軽くできるよう、傷口を目立たず、きれいに治すことに力を注いでいます」

　鹿児島そのだ眼科・形成外科では、眼科と形成外科が連携し、まぶたのできものなど、目の周りの症状にも対応。

　「当院では特に、眼瞼下垂（がんけんかすい）に力を入れています。まぶたが下がり、目が小さくなったと感じて受診される人が多いですが、肩凝り・頭痛・自律神経失調症などの原因になっていることもあります」

　中には、「シミかと思ったけれど、良性腫瘍だったという場合もあります。自分で判断できないからと放置しておかず、早めに相談してほしいですね」。

　クリニックは、都通電停から徒歩約２分、都通バス停から徒歩３分、鹿児島中央駅からも徒歩約７分。アクセスは良好で、公共交通機関の利用がお勧めです。