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[詳細] 産科婦人科柿木病院

【住所】鹿児島市加治屋町15-3

【TEL】099-224-3939 【駐車場】有

【診療科目】産科, 婦人科, 麻酔科(柿木博成)


【診療時間】

診療時間
午前
午後

午前:9:00 ~ 13:00 / 午後:15:00 ~ 18:00

※土曜午後は14時~17時

休診日/水曜午後、日曜・祝日

【HP】http://www.kakinoki-hp.or.jp/

病院紹介

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▲よりよい医療を提供しようとアイデアを出し合う、理事長の柿木博成さん(右から3番目)、副院長の波多江正紀さん(右から4番目)と、スタッフの皆さん


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▲昨年院内で行った、新生児蘇生法の講習会


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▲昨年着任した、医師の前田千登世さん

生命誕生を見守り続けて56年「一人ひとりに合った出産を」

 市電・高見馬場電停から徒歩2分のところにある「柿木病院」。

 「当院は、加治屋町にある産院です。この地で生命誕生を見守り続けていることに、誇りを持って取り組んでいます」と話すのは、理事長の柿木博成さん。

 柿木病院の理念は、〝家族のように〟という意味の「We're like family」。家族のように寄り添い、一人ひとりに合った出産環境を整えるとともに、女性のライフサイクルに合わせたかかりつけ医を目指しています。

 同院では、よりよい医療を提供しようとスタッフの研修にも力を入れています。院内での勉強会の開催や、外部の講習会への参加。また感染症発生を想定した訓練も行うなど、日々スキルアップに努めています。


■女性医師が着任

 昨年11月には、前田千登世さんが常勤医師として着任。宮崎県内の医院などで診療に当たってきた前田さんは、自身も5人の出産を経験。産科と婦人科、どちらの診察も行います。

 「何度子どもを産んでもその経過が毎回違うように、妊娠・出産は個人によっても年齢によっても異なります。一人ひとりが無事に出産を迎えられるよう、全力でサポートします」と前田さん。

 「忙しい毎日の中、つい自分の体を後回しにしてしまったり、産婦人科を受診しづらかったりするかもしれませんが、少しでも気になることがあったら、気軽に相談してほしいです」


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▲食事改善を指導する、管理栄養士の加治綾乃さん

【婦人科】婦人科疾患の治療の他、食事療法で肥満改善の指導も

 「婦人科疾患にはさまざまなものがありますが、肥満を背景とするものも少なくありません」。そう話すのは、主に婦人科を担当する副院長の波多江正紀さん。

 柿木病院では、婦人科疾患の治療やがん検診の他、肥満症の人を対象に、糖質制限による食事療法で肥満の改善を目指す指導も行っています。

 「糖質制限は、三大栄養素のタンパク質、脂質、糖質のうち、糖質の摂取量を減らす食事療法。医師による診察と管理栄養士の指導で進めていきます」

 管理栄養士は、患者の食生活と生活習慣を聞き取り、目標体重を設定。食事改善のプログラムを作成し、アドバイスします。「患者さんには糖質が多く含まれている食材を説明し、最初は一食だけ糖質を減らすところからスタート。慣れてきたら徐々に制限を強くしていきます」と管理栄養士の加治綾乃さん。1、2カ月に一度の通院で経過を観察していきます。

 「親身なサポートで改善を目指していきますので、肥満症の方は気軽に相談を」と波多江さん。


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▲赤ちゃんが立体的に動く動画を見られる、4Dエコーを導入しています


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▲総師長の有馬睦子さん(左)と、副師長の折田真也子さん


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▲育児学級で離乳食について学ぶ母親たち

【産科】妊娠中から母乳育児を指導し、育児もサポート。産後うつのチェックや育児学級も充実!

 柿木病院では、自然分娩を基本に、イメージトレーニングで心身をリラックスさせて出産に臨む「ソフロロジー式出産」も行っています。

 「看護部の職員24人のうち助産師が12人と、助産師が多いのも当院の特徴。そのため陣痛が始まってから、出産、産後2時間程度まで、助産師が妊婦さんのそばに寄り添い続けることができます。妊婦さんの不安を少しでも減らせるよう、サポートします」と柿木さん。


■母乳育児をサポート

 同院では、産後の体調や育児の悩みもサポートしています。中でも力を入れているのが、母乳指導です。

 「育児の中でも大きなウエートを占めるのが授乳。そこがうまくいくと〝育児は楽しい〟と感じられるようになります」と話すのは、総師長の有馬睦子さん。

 産前に3回、乳首の形や大きさをチェックし、マッサージの指導を行うなど、授乳しやすい乳房になるようサポートします。「何もしなくても赤ちゃんが自然に吸ってくれると思っている人も多いですが、スムーズな母乳育児のためには、妊娠中からの準備がとても大切です」と副師長の折田真也子さん。

 産後は、授乳の様子を1カ月健診までチェック。その後もトラブルがあれば、相談可能です。


■産後うつもフォロー

 退院後の1週間健診では、母親に「産後うつ」の傾向がないかもチェックしています。可能性が高い人には、1カ月健診で再チェックします。

 また育児学級にも力を入れていて、生後1年まで計4回を開催(1回各500円)。助産師などが、産後の骨盤ケアや子どもの発育・発達、離乳食などについて指導します。「時期に応じた育児の悩みに、こまやかに対応できるよう努めています」と有馬さん。



診察室をリニューアルし、院内環境を改善

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▲診察室が3部屋、内診室が2部屋あります

 病室の壁紙の貼り替えや、空調・給湯設備を改修するなど、ここ数年院内環境の改善に取り組んでいる柿木病院。昨年6月には、診察室をリニューアル。女性のプライバシーに配慮した診察室に生まれ変わりました。


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